2023-01-01から1年間の記事一覧
来年、2024年は公的年金の健康診断とも言える 財政検証 の結果が公表されます。現在、厚生労働省の審議会では、年金保険料を支払う期間の延長や、短時間労働者を中心に厚生年金への加入を進めるといった案が議論されています。より長い期間、年金保険料を払…
日銀は11月の金融政策決定会合で、さらなる長期金利の上昇を容認する姿勢を打ち出しました。そして来年の春闘で一層の賃上げが見込まれることが確実になれば、次はマイナスにしている短期金利の引上げに向かうと予想されています。これまで日銀は賃金上昇を…
NISA での資産運用や 、iDeCo での老後の備えの中心は株式への投資だが、リスク=値動きの大きさゆえ、株式投資に二の足を踏む人も多い。また仮に株式投資を続けていても、定年が視野に入ってくる年齢に差し掛かると、リスク資産の株を持ち続けることが不安…
将来の年金資金を用意したり資産拡大を目指す手段として、あるいは長期化するインフレに対する資産防衛の観点から、iDeCoやNISAが注目されています。これら2つの目的は違いますが、自ら選んだ投資商品を金融市場で運用するという点は同じです。今回はiDeCo…
来年、2024年から新しい NISA(少額投資非課税制度)が改正されることになり、大きな注目を集めている。NISAと同じような制度として iDeCo(個人型確定拠出年金)もある。2つとも老若男女、職業を問わず利用できる制度であり、自分で資金運用する点でも似通…
各種の報道によれば、中国の経済が減速を続けているようです。大きな原因はGDPの3割を占めるとされる不動産セクターの不振です。ここ数年、中国ではリーマンショックやコロナ対策などで膨大な資金を供給したため、不動産価格の上昇が続いていました。過熱し…
中古自動車の買取販売のビックモーターが揺れています。保険金の不正請求に加え、環境整備 と称する活動で店舗前の樹木に除草剤を使って枯らしたことも問題になっています。 この「環境整備」を指導していたのが株式会社武蔵野の代表、小山昇氏と言われてい…
中古車の買取販売のビックモーターが揺れています。保険金の不正請求に加え、「環境整備」と称する活動で、店舗前の樹木を枯らせたことも社会問題になっています。 この環境整備を指導したのは武蔵野という会社の代表、小山昇氏と言われていますが、環境整備…
5月に広島で開催されたG7サミットは、ウクライナのゼレンスキー大統領が飛び入り参加したこともあり、世界中から注目を集めました。 このサミットを報道する国際メディアセンターでは、世界各国の報道関係者や記者向けに食事が提供されました。そこで調理…
日経平均株価が90年代のバブル経済崩壊後の最高値をつけ、注目を集めています。 この背景には、①予想以上に日銀による低金利政策が続きそうなこと、②東証による上場各社に対するPBR(株価純資産倍率)改善要請、③円安を背景にしたインバウンド需要の高まりや…
キャッシュレス決済が広がり、現金を使う機会は減りつつある中、日銀は来年(2024年)、新札を発行します。1万円札の肖像は渋沢栄一に変わり、5000円札は津田梅子、1000円札は北里柴三郎になります。 日銀が約20年ぶりに新札を発行する理由としては、偽造防…
今年も新入社員が職場に配属される季節になりました。苦労して採用した人材ですが、厚生労働省の調査では3年を経過するまでに、およそ3割の新入社員が退職することがわかっています。 全体としてこの「3年で3割」という数字は大きく変わっていませんが、…
アメリカのオープンAIという会社が開発した人工知能「Chat(チャット)GPT」が話題になっています。自然言語処理タスクを実行する大規模な言語モデルとされ、質問をするとウェブサイトから情報を集め、まるで人間と会話しているかのような自然な表現で答え…
昨年末の税制改正大綱でNISA・ニーサ(少額投資非課税制度)の拡充が決まりました。これによりiDeCo・イデコ(個人型確定拠出年金)の加入者・拠出額の拡大と合わせて、個人による株式市場での運用益や配当金に対する非課税枠が拡大されます。 政府がこうし…
仮想通貨の業界が激震に見舞われています。取引所で世界第2位のFTXという会社が経営破綻し、連鎖倒産が相次いでいるのです。取引所というのは証券会社のような存在で、投資家は取引所に資金を預けて仮想通貨を売買します。 FTXは取引所でありながら自…